恐縮ながら3冊も・・・
少しだけご紹介させてください。
1冊目はヴィヴィアン・ウエストウッドの自伝
尊敬するデザイナーでもあるので、とても刺激になりました。
政治、社会問題へのメッセージ性をファッションを通じて意見を自己表現することが、
本当に「かっこいい」ファッションなのだと気づかされた一冊です。
そして国境も関係なく、自由であること。
「Buy less.Choose well.Make it last.(よく選び、必要なものだけを買い、長持ちさせること)」という言葉もいまの時代にはぴったりで、18-19AW Collectionのランウェイショーを中止し平和を訴えたニュースも耳新しいですが、彼女の反骨精神にはこれからも期待でありながらずっと憧れの存在です。
三島由紀夫の命売りますは昨年テレビドラマ化され美輪明宏さんが声優をしていたことで
知ったお話です。
私の中で三島由紀夫の本はとても難しいのですが、これはエンターテイメント風でとても読みやすかったです。
最後は「痴人の愛」という谷崎潤一郎の本です。28歳のサラリーマンがカフェで知り合った15歳の少女を妻にするつもりで引き取り、結婚する。このご時世では考えられないのですが、現代にも通づることがたくさんあります。
兎にも角にもテンポがよくて読んでいて爽快です。出てくる言葉や表現がとても美しくて、日々スマホやSNSを使っている生活で直接言葉で様子や感情を人に伝えたり、(ボキャブラリーも少ない中で予測変換やAIが補っていくので、感情もLINEとかでスタンプ一つで済ます時代・・・)自分の言葉や感情をうまく表現出来ない私には教科書!というくらい参考になりました。
ご存知の方も多いと思いますが、機会があれば是非読んで見てください。
BIANCA