2012年12月3日月曜日

FUYURI'sDIARY-CARVEN/快楽の園-

ヒエロニムス・ボスの三連祭壇画、その中央パネルが「快楽の園」

























ひとりひとりの人間、フクロウなど表現された意図は手繰れど、
全体は多くの解釈を持ち、謎に満ちたボスの"快楽の園"の世界。





























それを大胆にもテキスタイルにした今シーズンのCARVEN。

現在Sisterには、このシャツと、ドレスがありますが、
特にシャツはフラットな形故により絵画が浮き出るみたい。


毎日見ていても、飽きずに引き込まれそうになる画。




































ここまで引き込まれる服は滅多にないですし、
キャラクターが濃いので、組み合わせ甲斐があります。





例えばBACKと。






































SHIRT-CARVEN
TOPS-BACK
DRESS-BACK
PANTS-CELINE(OWN)
SHOES-Simone Rocha(OWN)




思想から続く柄ならば、
服から見え隠れをする方が理に適うような勝手な見解があります。































レースから浮き出る様さえも、こんなにも存在感を出してくるのがあっぱれ。
そうこなくっちゃ。




































BACKのこちらのTOPSも、不思議な相性になります。





TOPS-BACK




まるで体内が「快楽の園」に支配されているような。
私の中で正しくファッションである事は、思想と表現の間に服があるような、
こういう瞬間です。


































身頃がジップのタイプもいいですね。





























TOPS-BACK




服から飛び出すような感じ。
ただのお洒落では抱えきれない特別なアイテムです。





























CARVENのニットと合わせて、
さり気なくしたって存在感は損なわれません。



























TOPS-CARVEN




どう考えて重ねるかが大切で、それが誠実であれば、
自分自身が納得して楽しめるアイテムだと思います。
ちょっと見えるだけでも、自分自身が驚くぐらい凛と出来るものです。































やっぱり快楽の園シリーズは本当にすごい。

稲妻走っちゃうくらいすごい!
身近にある感動です。






FUYURI